第62回初等教育全国協議会。 (2008.2.9.) 戻る
広島大学附属小学校で,2月8日(金)・9日(土),第62回初等教育全国協議会が開催された。
広島を離れて2年。
3年生だった子どもたちも5年生になった。いよいよ卒業までカウントダウン。
来年は,受験生になるわけだから,ほんとに早いものだ。
附属小・中の連携など何も配慮がなくなった中で,子どもたちも親も不安ではあるだろう。
兵庫教育大学の附属では,誰でも入学OK。
これも困ったものだが・・・・。
もっとある意味差別化して,広大附属のようにレベルをあげてほしいものだ。
1日目の朝,保健の保田先生に会いに,保健室をのぞいたら,ミルキーちゃんとハマちゃんが座っていた。
時間を間違えて早く来てしまったらしい。
今回は,この他の子どもたちにはほとんど会えずじまい。
知り合いの方と話に夢中になっていたら,子どもと話すことができなかった。
中・高生とも時間が合わず会えず。
今回参加の目的は,生活科と社会科の授業を見ること。
社会科教科別協議会に参加すること。
授業は,ビデオ撮影や写真撮影がNGなので,残念ではある。
だから,授業後の板書と授業別協議会の写真を撮った。
参観した生活科授業後の板書。
いつものように子どもたちの思い思いの発表で創る授業。
内藤先生らしさが出てとてもよかった。
1年生が1校時から,あれだけ整然と意欲的に取り組めるのだからすばらしい。
社会科の授業別協議会の様子。
社会科は,5年生が,環境問題について考える授業。
二酸化炭素の排出について,子どもたちの既知や経験を引き出す授業。
成長した子どもたち。意欲的に楽しく取り組んでいた。
音楽科の緒方先生の授業別協議会の様子。
同じ学校で勤務していると,同じ時間に協議会があるので,他の先生の授業別協議会を見る機会はほとんどない。
こうやって外部の立場になって見られること。
常に落ち着いた雰囲気で語られる緒方先生。音楽科授業のカリスマです。
他にも参会者が多いのが算数科。
国語科も多いが,自分にはまったく興味がないので,自然と足が遠のく。
今,学力向上の中心は,やはり算数科。
礒部先生は体育館で多くの人を集めて,いつもの落ち着いた雰囲気で明るい表情で取り組んでいた。
子どもがよく育っている。あの子どもたちの表情を本学の院生も見なければならないと思う。
今回は,社会科の教科別協議会で,広島大学の棚橋健治先生の指導講話を聴くのも目的であった。
内容がとてもすばらしかった。
研究発表者にも不快な思いをさせず,うまく総括する。さすがである。
現場に蔓延する共感的理解型社会科授業。
現場レベルでは,これで満足している先生方も多いのだろうと思うが,自分には,まったく理解できない。
学習指導要領が示しているのだから,なかなか反論しても意味はないが,このジレンマが歯がゆくて仕方ない。
道徳でもあるまいし・・・・。
社会科は,これが本質だぁ,と言いたいけれど,棚橋先生のようにふんわりとやさしい言葉で包んで見解を述べるのが大切。
自分の中で曖昧になっていた問題性を指摘すべき柔らかヒントを得られた気がする。
これは,とても大きなこと。
それだけでも参加した意味があった。
棚橋先生の話を聴きながら,自分の中で必死で再構成をしていた。
来年は,いよいよ子どもたちも6年生。
自分が訪れるのも最後の研究会になりそうである。
今回,広島では子どもたちには会えなかったけれど,会いたいと思っていた方にも会えて話すことができた。
これからも「つながり」を大切にしよう。
広島からの帰り。新幹線の外は,雪景色。
岡山から東は,すごいことになっていた。
JR加古川線の社町駅。なかなかいい写真でしょ。
広島から帰ると雪国でした。