■　「日本史」−南蛮貿易−(現代語訳で書いています。)

　至高な天の創造主デウスに至る道をひらく為には，彼ら大名たちの現世的な興味・願望にマッチする事物で誘惑する必要があった。一方，九州の大名等は，ポルトガル人と宣教師とが同国人であり，ポルトガルの貿易船を彼等大名の港に迎えるためには，宣教師の同意を必要とするという理由から，その後は急速に宣教師に尊敬と好意とを示すようになり，自分の領内に宣教師を住まわそうと図った。　(ルイス・フロイス「日本史」)