教科・領域の内容・指導法研究Ⅴ(生活科)

この授業では,昔の遊びを体験してもらいました。
こまやけん玉(初等生活科教育法)に加えて,おはじきやお手玉,だるま落としにも挑戦してもらいました。
アナログな遊びは,デジタルが当たり前の今の時代には,新鮮に映る感じがします。
受講生のF君が,見事成功した動画を送ってくれました。宝物になりました。
動画を撮影しながら,600回以上トライして成功したそうです。ありがとう !!

だるま落とし成功 !! 動画。

スカリーノ(scalino) ビー玉転がし(2015年度実践)の動画 も公開します。

受講終えてのリフレクション・カード
・理科と社会科にならないような生活科の授業をつくることはやはり難しいと感じました。
 今回初めて生活の授業を考えてみて,理科と社会とは違うけれど,その二つに関する知識や情報がとても大事で,教材研究をするほど,
 活動,遊び,気付かせたいことが浮かんでくることがわかりました。
 活動から気付き,引き出し,再構成する過程を実践することは難しいとは思いますが,よく頭に置いておきたいと思います。
 友だちの授業を受けて,授業内容のアイデアはもちろん,実習を終えた後の教師としてのふる舞いを見て,見習いたいところが多く,
 とても勉強になりました。
 1年生からとても面白く授業を受けさせていただき,勉強させていただきました。ありがとうございました。(F.M)
・授業を受ける前は,生活科のイメージがまだあまりできていませんでした。
 しかし,先生がもってくる遊びは毎回楽しく,例えばお手玉を三つ回すためにはどうすれば良いか自然と考えながら工夫をして遊んでいました。 
 そして,あ!これが生活なのかと気付きました。
 ただ遊んでいるように見えても,その遊びから子どもたちが見つけていくことが生活科だと気付きました。
 子どもに自己・社会・他者・自然とエンカウンターさせて,遊ぶ中で,気付きを引き出せるように教材研究をしっかりと機能と属性に分けて,
 行っていきたいと思います。
 本当に毎回が楽しい授業でした。ありがとうございました。(T.M)
・この講義を受けて生活科の授業の難しさと教材研究の楽しさを学びました。
 社会や理科とは違い,コンテンツを学ばせる授業ではないのに,実践してみると,社会・理科のような授業になってしまっているという場面を,
 何度も目にしました。
 しかし,どうやったら生活科の授業をつくることの楽しさも学びました。
 今後は,教師として生活科を研究し続けたいと思います。
 授業を受けて実践も見ていただき,ありがとうございました。(F.K)
・生活科の授業づくりは「活動」がとてもなやみました。
 やっていて楽しいのですが,「楽しいだけではないか?」「どうやって広げていこうかな?」と,
 ずっとひたすらどんぐりをまわしていました。
 最後の講義をきいて自分には「引き出し」「再構成」の部分が足りなかったと反省し,現場でこの経験を活かしたい思いが強くなりました。
 周りのみんなの授業を受けることができてとても良かったです。
 実習を終えて,P1,P2の頃とは教壇に立つ立ち姿から雰囲気が変わっていて,「みんなすごく成長している!」と思いました。
 自分も周りに負けないように,これからもがんばっていきたいと思いました。關先生,ありがとうございました。(O.S)
・この講義で,生活科の楽しさ,おもしろさを改めて感じました。
 ですが,実際授業をしようとすると,活動だけで終えないためにどうすれば良いのか,どこを比較させ,エンカウンターさせるのか,
 などとても難しかったです。
 今回,みんなの授業を見て,活動し,実際やってみようと思うことがたくさんありました。
 生活科をすることがあれば,社会や理科になってしまわないよう活動させることで気付かせたいと思いました。
 この生活科で知った遊びを家で家族としようとお手玉やおはじきを買いました。
 ここで学んだ活動を子どもたちにさせたいですし,研究するととてもおもしろい教科だと思いましたし,研究していきたいです。(Y.A)
・生活科の授業をつくることの難しさを再認識しました。
 活動だけを行っている生活科の授業を多く見ていて,自分だったらどのようにできるかなと考えていましたが,
 いざ自分で一から授業を構成すると非常に難しく悩みました。
 しかし,生活科には自由な点も多くあり,授業をすることの楽しさを感じることもできました。
 私は,低学年の学習は,生活科を中心に構成していくべきなのではないかと考えています。
 それほど,生活科な対して興味・関心があります。
 このような考えをもつことができたのは,兵教大に入り,先生の生活科の授業を受けたからです。
 活動で終わることなく,気付き→引き出す→再構成へとつなげることのできる教師になりたいです。ありがとうございました。(Y.S)
・はじめに様々な題材を扱った授業を受けることができてとても有意義だった。
 それらの授業を通して,自分だったらどんな教材を扱おうかなというイメージをふくらますことができた。
 次に生活科教育法の時と比較して,より生活科の授業の進め方を具体的につかむことができた。
 子どもにどんな力をつけさせたいのかを明確にし,子どもが親しみやすい活動を取り入れるということを忘れず,
 もしも来年低学年の担当になったら実践してみたいと思う。
 特に,今日行ったパトカーの授業は,もっともっと深める価値がありそうだと先生の助言をいただいて感じたので,
 これから掘り下げてみたいと強く思う。
 8回にわたって,大変貴重な経験をさせていただき,ありがとうございました。(M.K)
・実地研究で,1年生学級でしたので,生活科の授業づくりを現場で見て,難しさを感じ,本講義を履修させていただきました。
 社会や理科と違うこと,活動が中心となる教科だということは,P1の生活科教育法で教えていただいていましたが,
 今回,初めて実際授業をつくるとなると,本当に難しく感じました。
 私以外の10名の授業を受けて,大切だと思ったのは「比較」です。何を比較対象とするか,そして,それをどう再構成するか,
 実際の子どもを目の前にしたときには,よく研究して授業を行いたいと思います。ありがとうございました。(S.D)
・この講義では単元デザインから模擬授業まで,一人で考えて行ったことで,自分の生活科の授業づくりに対する考え方を深めることができた。
 1年次に班で授業づくりをした反省から,理科や社会科との違いを意識した。
 何で比較・分類をするのか,どんな活動で気付きを得せすのか,難しかったが,
 他のメンバーの授業も見ながら少し以前よりも理解できたと実感している。 
 授業のために教材を準備することは,現場に出るとそう簡単にできることではないと思うが,
 子どもにエンカウンターさせてあげれるように工夫していきたいと強く思う。
 先生,3年間ありがとうございました。先生の授業から多くのことを学びました。
 学びをいかして来年度から活躍できるようにがんばります !! (Y.K)
・模擬授業をしてみて,授業をするのは1時間でも準備,教材研究は,その何倍もしていないとできないということがよくわかりました。
 何でも学習の対象にできるということは,生活科の教材との向き合い方や試させることでもあると思います。
 現場に出たら,そこを怠らないようにしていきたいです。
 また,コンテンツを学ばせる理科,社会のような授業ではなく,遊びや動作化などの活動を通して,
 四つの視点から認識を深めさせていきたいと思います。(N.M)
・半期にわたる授業,ありがとうございました。
 少しわかったようでいて,やはりあまりわかっていなかった生活科の授業,先行実践を調べ,教材研究を行い,がんばりました。
 良い「生活科の授業」はできませんでしたが,今までよりも改善できたと思います。
 そして,みんなの授業を見て,3年間共にがんばってきた成果,お互いの成長を感じられたように思います。
 良い仲間に巡り会えました。良い先生に巡り会えました。そう実感できる授業でした。
 教員になってからも素直さを忘れず,まっすぐにがんばっていきたいと思います。 
 先生の授業を受講できて幸せでした。ありがとうございました。(O.R)

 来年からは,コースの専門科目再編成のため,この講義はありません。
 今回受講してくれた学生は,みんな教師としての質が高い学生ばかりでした。
 最後の年に,このような意欲的な学生に受講していただき,自分の担当講義の中でも思い出に残る授業になりました。
 心より感謝しています。

戻る