猛暑に乾杯!水中ゲーム大会

 水中ゲーム大会は,1・2年生の総合学習で,子どもたちが楽しみにしている夏期行事の一つです。
 この大会では,2年生が,1年生のお世話をしたり,大会の準備や進行をしたりする重要な役割があります。
 事前の準備で,ゲームの内容や会の進め方,リーダーの行動について先生の説明を聞いた後で,班長・副班長,班のめあてなどを決めました。
 事前の練習では,班長を中心に,みんなで助け合っている姿が多く見受けられました。
 ゲームの種目は,昨年の経験が生きて,2年生は,みんな自信を持って取り組んでいたようです。
 でも,むかで競争では,前の人の肩に置いてある手がどうしても離れて失格になる班が続出しました。
 障害物リレーでも,手を使わないで頭だけでボールを運んでいくのが,なかなかたいへんなようでした。
 いよいよ大会当日になりました。
 連日の猛暑続きで,その日も最高気温は,軽く30℃を越えていましたが,子どもたちは,元気いっぱいでした。
 水中ゲーム大会は,@むかで競争AじんとりゲームB障害物リレーC宝探しの4種目です。
 むかで競争は,班のみんなが一列になり,前の人の肩につかまりながら,障害物のコースロープの下をくぐっていくゲームです。
 手が肩から離れると0点になってしまいます。
 顔をつけられない子もいましたが,
 「がんばれ。がんばれ。」
 という2年生の励ましの越えが響きます。
 じんとりゲームは,鬼(先生方)の持つビート板やバケツの水しぶき攻撃を振り切って,時間内に決められたフロアーまでたどり着かないといけません。
 私もこれを楽しみました。
 必死で水をかけても余裕で,潜っていく子どもたちも多く,頼もしさを感じました。
 障害物リレーは,ソフトバレーボールをバトン代わりに,水中を潜ったり,泳いだりする班対抗のリレーです。
 途中には,フープやコースロープの障害があります。
 潜ったり,くぐり抜けたりして,子どもたちもがんばります。
 練習ではかなり時間がかかりましたが,本番ではボール渡しもなかなかスムーズにいきました。
 最後の宝探しゲームは,プールに沈めた磁石や,浮かんでいる缶ジュースが宝で,どちらも一つ1点です。
 今年は,缶ジュースを一人何個でも取れるようにしたので,子どもたちもはりきっていました。
 ジュースが,投げ込まれるたびに歓声があがります。
 泳ぎが得意な子も苦手な子も夢中で水中に潜っていました。
 最後にジュースで,
 「乾杯!」
 子どもたちの真っ黒に日焼けした顔と成長した姿がありました。
 今年は,例年にも負けない猛暑の中でも水中ゲーム大会でした。
 でも,子どもたちには,猛暑にも負けない元気なパワーを感じました。
 

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