通信とは？

　「たより」や「知らせ」などの情報を伝えることを通信といいます。人やモノなど目に見えるものを運ぶのは運輸業，情報を他の人間や集団に運んだり伝えたりするのが通信業です。モノや情報を運び伝える性質が似ているので，まとめて運輸・通信業といいます。

　情報の伝達は，手ぶり・身ぶりや音声から始まり，言葉・文字が登場し，やがて印刷術の発明で，情報伝達が著しく拡大する。

　個人間の意志伝達は，パーソナル＝コミュニケーションといい，テレビ・新聞等のマス＝メディアによる場合は，マス＝コミュニケーションといい，情報伝達は，マス＝コミュニケーション(マスコミという)により拡大に進歩した。

�@　原始的な段階・・・・・・・・・・・対話(１対１)や演説(１対多)など。

�A　文字が発明された段階・・・・輸送による通信(手紙やはがきなど)

�B　科学技術が発達した段階・・・・自動車・航空機が発達し，輸送網が発達。スピードと量の増大。

�C　電気通信の登場・・・・・・・・・・通信網・規模の拡大　　　　　　

郵便制度のはじまりについて

　１８４０年に，イギリスのローランド＝ヒルが郵便制度をつくり，１８７４年にドイツのシュテファンによって，万国郵便連合がつくられ世界に広げられる。日本では，１８７１年に，前島　密(まえじま　ひそか)によって，郵便のしくみがつくられました。

電信・電話の発明について

　新聞・・・・購読料と広告料収入で運営。１８７０年　「横浜毎日新聞」発行(日本で最初の日刊新聞)。

　　・　テレビ・ラジオほど早く知ることはできないが，各地でおこっている出来事の内容をくわしく知ることができる。

　　・　印刷されているので，記事や写真は記録として残すことができる。あとで何度も読み返すことができる。　

　テレビとラジオ・・・・１９２５年　ラジオの試験放送開始。　１９５３年　テレビ放送が開始。　１９６０年　カラー放送開始。

　　民放・・・・スポンサー(番組提供者)の製品を宣伝するＣＭによって広告料をとり，そのお金で運営している。

　　・　日本には，四大ニュースネットワークがあります。次の系列局を覚えておきましょう。

　　日本放送協会(ＮＨＫ)・・・・国民からの受信料で運営している。

　  ・　音声を送るだけのラジオ，音声に加えて映像も送ることのできるテレビ。

　　・　新しいニュースを素早く人々に知らせることができる。　　

　新聞社や放送局は，世界各地に支局をおいたり，記者を派遣したり(特派員)しています。しかし，世界中のニュースを集めることは不可能です。そこで，ニュースを集めることを専門にしたところが通信社といわれるところです。日本のテレビ局や新聞社も最新のニュースを通信社から提供されているのです。