新しい教育・思想 戻る
新しい教育・思想のポイントは?
国民皆学,教育の機会均等の原則で,近代的学校制度ができる。フランスの啓蒙思想やアメリカのキリスト教精神が次々と入ってきて,現在の東京大学や早稲田大学,慶應義塾大学,同志社大学などの有名な大学が設立される。
新しい教育制度とは?
1871年 文部省の設置。
1872年 学制の発布。(フランスをモデルにする。)
・国民皆学・四民平等・男女共学が原則。
・小学校の授業料が月に50銭だったので,学制反対一揆がおこる。
1879年 教育令の発布。
・アメリカをモデルにする。→地方分権,自由教育制度。
1880年 教育令の改正。(国家統制の強化)
1886年 小学校令(義務教育4年)。
新しい思想とは?
①イギリスの功利主義思想
・慶應義塾大学の創始者である。「西洋事情」,「学問のすすめ」。
②フランスの自由主義・天賦人権思想
・ルソ-の「社会契約論」(「民約論」)を翻訳。「東洋のルソ-」といわれる。
③アメリカのキリスト教精神(人道主義)
・新島襄・・・・1875年同志社英学校(現同志社大学)を設立。
※天賦人権説や啓蒙思想に関しては,社会科用語辞典を参照してください。