情報とは?
現代の社会は,高度な科学の発達や技術革新により,驚異的な変革を遂げています。現代社会に生きるみなさんは,これまで以上に様々な情報と深い関わりを持ちながら生活していく必要があります。
情報とは,言葉や文字で表すことができ,それらが人間の意志や行動の決定に大きく作用するものです。ある事柄に関して,伝達(入手)されるデータあるいは内容のことです。情報を相手に伝えたり,交換したりすることが通信です。
身近な生活や産業分野で今までの,モノが重要な位置にあった社会から,情報が大きな位置を占めるようになった社会のことです。 20世紀後半の先進国の状況を指します。
情報化社会になり,われわれの受け取る情報量が,それまでに比べて飛躍的に増大したことを指します。
・ メディア(情報の媒体)の多様化
印刷物メディア |
新聞・雑誌・書籍・ファクシミリ |
映 像メディア |
テレビ・ビデオ・DVD・映画 |
音 メディア |
ラジオ・テープ・レコード・CD |
マス=メディアの分類
・ マス=コミュニケーション(マスコミ)の役割の増大
マスコミの5つの役割
報道,教育・教養,娯楽の提供,広告・宣伝,世論の形成 |
・ 情報の必要度の増大
広告業界には,2つの法則があります。それは,アイドカ(AIDCA)の法則とアイドマ(AIDMA)の法則です。
AIDCAの法則(AIDCA’s rule)
Attention 注目 ・ Interest 興味 ・ Desire 欲望 ・ Conviction 確信 ・ A ction 行動 |
AIDMAの法則は,「C」が「M」(Memory:記憶)に変わります。
アイドカの法則とは,人が商品を見て買うまでの変化を英語の頭文字をとって説明したものです。まず,視聴者の「注目」(Attention)を引きつけることが大切です。映像が現れると,それは,ますます「興味」(Interest)を引きます。そして,内容に説得力があれば,視聴者には,「やってみたい。」とか「購入してみたい。」などの「欲望」(Desire)が出てきます。この段階ではまだ視聴者は,迷いがあるので「よし,いける。」といった「確信」(Conviction)が生む必要があります。この確信がもてると視聴者は,GOサインつまり,「行動」(Action)に移してくれるようになるわけです。
人々のテレビやラジオ,新聞,雑誌に対する興味・関心は根強く,視聴者がメディアに主体的かつ積極的に取り組むことが重要。
○ 情報の洪水の克服
・ 情報をそのまま受け入れるのではなく,批判的な検討を加えること。すべてを批判する必要はありません。
・ 他の別な情報と比較すること。(同種類の商品を比較検討してみる。)
・ 自分が,情報の使い手となる姿勢が必要なこと。(情報の受信者であるとともに発信者である意識)
○ 視聴者運動
・ 大衆の意見や要求をメディアの伝達方法に反映させていく運動も重要である。
|