 世界と結びつく工業生産のポイントは？
 日本の工業資源は？
石油・石炭・鉄鉱石などの鉱産資源の大部分を外国から輸入をしています。
日本の工業生産は，外国のつながりなしでは成り立ちません。資源を外国からほとんど輸入されるため，臨海型の工業立地になるのです。(臨海型が，原料立地に一番有利になるわけです。)
国内生産で自給自足できるのは，セメントの原料となる石灰石ぐらいで，羊毛や綿花は，１００％輸入にたより，木材の輸入も増加しています。 |
鉱産資源は？
日本は，産出する鉱産資源の種類は多いが，産出量が少ないので，「鉱物の標本室」と呼ばれています。
《重要な鉱産資源の種類》
①原油(石油)・・・・エネルギー源の中心。
ナフサ(原油を製油してできたもの)・・・・化学工業製品の原料となる。
| アラブ首長国連邦・サウジアラビア・イラン・クウェート・カタール・インドネシアなど。 |
②石炭・・・・燃料や鉄鋼業に利用。薬品・合成繊維などの原料。
| オーストラリア・カナダ・中国・インドネシア など。 |
③天然ガス・・・・液化石油ガス(ＬＰＧ)に比べ，液化天然ガス(ＬＮＧ)はカロリーが高く，燃焼時に空気が汚れないので消費が増加。
④鉄鉱石・・・・鉄鋼の原料。１００％輸入。
| オーストラリア・ブラジル・インド・フィリピンなど。 |
⑤銅鉱・・・・電線に使用される。
⑥ボーキサイト・・・・アルミニウムの原料。１００％輸入。
⑦石灰石・・・・セメントの原料。鉄鋼の生産にも利用。国内で自給できている。 |
エネルギー資源とは？
動力・光・熱のもとになる資源のこと。火力(石油・石炭・天然ガスを燃やして出るエネルギー)・水力(ダムで水を落下させて得られるエネルギー)・原子力(ウランを核分裂させたときに出るエネルギー)が中心である。
 世界の総発電量のベスト５は，①アメリカ合衆国②中華人民共和国③日本④ロシア⑤カナダとなっている。日本は，世界第３位のエネルギー大国である。(出典：海外電気事業統計２０００年データより)
日本と関わりの深い国５０
日本との関わりが深く重要な国５０か国を選択しています。赤字は特に最重要。
| アメリカ合衆国・カナダ・メキシコ・ブラジル・アルゼンチン・ペルー・チリ・コロンビア・エクアドル・ベネズエア・パナマ・キューバ・ジャマイカ・ロシア・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・ポルトガル・ノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フィンランド・ギリシャ・トルコ・イラン・イラク・サウジアラビア・アラブ首長国連邦・アフガニスタン・エジプト・エチオピア・ナイジェリア・ギニア・ガーナ・リベリア・南アフリカ共和国・オーストラリア・ニュージーランド・インドネシア・マレーシア・シンガポール・インド・タイ・ベトナム・カンボジア・フィリピン・大韓民国・中華人民共和国 |
以上５０か国の地図上での場所と首都名を覚えておきましょう。
|
世界と結びつく工業生産 
戻る