大和政権のポイントは？

　　４Ｃ〜５Ｃにかけて国土の統一がなされました。

(１)　国土の統一

○　大和朝廷・・・・大和地方の豪族たちが，大王を中心に連合する。

○　氏姓制度・・・・氏とよばれる集団をつくる豪族が，大王から姓を与えられ，決まった仕事を受け持つ。代表的なのが，臣(蘇我氏)・連(大伴氏)。

　４つの称号・・・・四姓(臣(おみ)・連(むらじ)・宿禰(すくね)・造(みやつこ))

　これが，天武天皇の時代になり，八色の姓になる。

(２)　倭の五王

 特に，武が大切です。覚えておきましょう。

(３)　古墳

前方後円墳・・・・大仙古墳(仁徳陵古墳)など。

副葬品・埴輪(円筒及び形象埴輪)

(４)　大陸との関係

大和政権は，百済と結び，高句麗・新羅と戦う。

・　好太王碑・・・・・391年に倭の軍隊が，朝鮮半島に進出し，高句麗と交戦し，404年に倭は，敗北し，朝鮮半島での形勢は不利になる。　

　加えて仏教や儒教などの伝来などがある。　

仏教伝来には，538年と552年伝来の２つの説があるが，百済から，北方仏教(大乗仏教)の系列が伝わってきた。　

　須恵器とは？　

　朝鮮伝来の新技術により，ろくろを使用し，のぼり窯(1,000℃以上)で焼成。

・　大王家は，特定の氏や姓をもたない。大王は，氏を認め，姓を与える。

・　氏姓制度は，大和政権の政治組織であり，支配秩序を示すもの。

・　部民制度(べのたみせいど)は，氏姓制度の基底になるもの。大和朝廷が，民衆を支配する方式である。

・　中央の政治組織は，大臣(蘇我氏)・大連(物部氏)が中心で，地方は，国造(くにのみやつこ)・県主(あがたぬし)が支配していた。