 聖徳太子の政治のポイント
遣隋使は，隋との直接交渉に重点をおき，百済・新羅への威圧を目的とする。
聖徳太子は，四天王寺・法隆寺を建て，仏教を奨励する。
６０７年 小野妹子を派遣する。
小野妹子は，蘇因高(そいんこう)と隋では呼ばれる。鞍作福利(くらつくりのふくり)を通訳として，渡海。
(国書を煬帝に渡す。)
６０８年 裴世清(はいせいせい)を連れて帰国する。
同年僧旻(そうみん)・高向玄理(たかむこのくろまろ)・南淵請安(みなみぶちしょうあん)ら１８人をつれて渡海。
６０９年 帰国する。
帰国後は，華道(生け花)にいそしむ。
池坊・・・・・道祖として専務と改名する。「尊」の字を用いる。
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小野妹子が持参した国書を見た煬帝(ようだい)は激怒した。それは，なぜか。
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「私たちは，海の西には菩薩天子がおり，仏教をさかんにしている。と聞いています。そこで，親しくお会いするとともに，数十人の僧に仏の教えを学ばせるために使いとしてやってきました。」と述べて，次の国書を渡した。
| 日出づる処の天子 書を日没する処の天子に致す 恙なきや |
(ひいづるところのてんし しょをひぼっするところのてんしにたいす つつがなきや)
恙なきや・・・・「お元気ですか。」の意味。
| 蛮夷の書 礼を無みする者あらば 復た以て聞する勿れ |
(ばんいのしょ れいをなみするものあらば またもってぶんするなかれ)
「国書で礼儀をわきまえない者は，今後いっさい取りつぐな。」と激怒する。 |
日本は，隋と対等につきあうことで，百済・新羅よりも上であるとみなしたかったのである。しかし，隋には，次のような世界観があったので，煬帝は，激怒したと思われる。
中国の世界観(中華思想)
臣↑↓文 無↑↓征
礼↑↓化 礼↑↓討
倭 高句麗
(野蛮国) |
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遣隋使とは？
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