クロ－ズアップ邪馬台国 
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邪馬台国の時代のポイントは？
３Ｃ頃の時代です。日本は，やまと(倭，大倭，大和)の国を呼ばれています。
| 邪馬台国登場までの経過 |
古代中国では，日本のことを「倭」(わ)と呼んでいた。北九州地方を中心に小国が100あまり分立し，楽浪郡を通じて中国の漢に朝貢していた。
５７年 倭奴国王(わのなのこくおう)が，使者を後漢へ送った。 ↓ 後漢の光武帝(こうぶてい)は，金印を与えた。 漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)の文字がある。 1784年 福岡県志賀島で発見される。 ・ 発見したのは，志賀島の百姓甚兵衛(じんべい)が用水路の修理中に 大きな石の下から金印を見つける。甚兵衛は，白銀50枚をもらう。 ↓ ２世紀後半(147年～189年) 倭国で大乱が起きる。 |
倭国の大乱がおさまり，３世紀に入ると，邪馬台国が登場する。邪馬台国の約３０の小国家連合の盟主で，女王卑弥呼が支配していた。
| 邪馬台国はどこに？ |
「魏志」倭人伝には，朝鮮半島の帯方郡から，邪馬台国に至るまでの行程(12,000余里)が記載されている。伊都(いと)国や奴国までの所在は分かっているが，それ以降の所在地は距離・方向の記述に間違いがあると考えられている。だから，現在では，距離を重視する畿内(大和説)と方向を重視する九州説がある。
| 邪馬台国の社会のポイント |
１ 政治
○ 卑弥呼の呪術的権威による祭政一致の形態。
・ 租税や裁判も存在していた。
○ 階級が存在していた。
・ 王－大人(だいじん)－下戸(げこ)－奴婢(ぬひ)の階級
２ 生活 
(１) 衣・・・・男は，袈裟衣(けさい)，女は，貫頭衣(かんとうい）を着ていた。
(２) 食・・・・１年中生野菜を食べていた。食べ物は，高坏(たかつき)に盛って，手づかみで食べる。
(３) 風習・・・・入れ墨やはだしの習慣があった。
３ 外交
２３９年 卑弥呼は，魏に使いを送る。
（魏からは「親魏倭王」(しんぎわおう)の称号と金印，銅鏡100枚を与えられた。）
| ２２０年 後漢が滅び，魏・呉(ご)・蜀(しょく)の三国時代となる。 |
↓
・ 卑弥呼の死語→墳墓が築かれ，殉死の奴婢が１００人もいた。
・ 死後は，国が乱れ，卑弥呼の一族である壱与(いよ)を女王に立てて国を治める。
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