ランドマークを見つけよう。 ランドマークを見つけよう  ランドマークを見つけよう。 


 1997年1月27日。私の最愛の娘「あきら」がこの世を去りました。
 もし,元気に生きていたら,2008年4月には,高校1年生になっています。
 でも,たった4年間というあまりにも短い命で,風のように私の前から消え去ってしまったのです。
 「ランドマークを見つけよう」は,そのことを中心に執筆をした私の初刊本です。
 あれから,もう11年の歳月が過ぎました。
 当時,私と関わりのあった子どもたちの保護者の方を中心にご購入いただき,在庫も残りわずかになりました。
 7回忌を終えたのを機会に,2004年4月からホームページ上で,「ランドマークを見つけよう」をより多くの方に読んでもらいたいと思ってアップしています。
 これは,1997年に出版した本の内容に,2004年に1年間をかけて,新たなに加筆した構成になっています。
 「
あきら」が亡くなった後,ずいぶん落ち込む日が続きました。
 現在でも何かあるとふと思い出す日々が続いています。
 様々な人たちの励ましに支えられながら何とか元気で生きています。
 人間存在の「
破壊し得ないこと」(indestructibility of human existence)という自分の人生を変えてくれるような言葉に出会いました。
 それは,これまで,自分が生きてきた事実,存在したということは,誰も否定できない破壊し得ないことです。
 我が最愛の娘がたった4年間でしたが,この世に存在した事実も,自分の最愛の娘であった事実も,永遠に「
破壊し得ないこと」です。
 すべての事実を自分なりに受け止めて,できるだけ多くの人に「
あきら」という私の娘がいた事実と,「あきら」の存在を残しておきたいと思っています。
 興味をもたれた方は,本もぜひ読んでみてください。
 私と何らかのつながりのあった方はもちろん,日本全国の見知らぬ方にもホームページ上でぜひご覧になってください。
                                                 2004年4月10日  元気です關  浩和
                                                 2008年1月27日  追記


 目 次

  プロローグ

 それは,突然やってきた

  最愛の「あきら」・・・  

  病院を転院させられて

  突然の電話で  

  急激に悪化していく病に  

  先の見えない不安におそわれて

  小児病棟へ移されて

  親子が引き離されて

  変わり果てた姿を見て

   「あきら」が助けてくれた

  脳波の反応がなくなると・・・  

  死の宣告を受けて

  小雪の降りしきる中で・・・・

  生命線がない !?

  つらい中での仕事

  
夢は叶えられずに・・・ 

  
微笑んでいるような「あきら」

  
見送られて病院を出る「あきら」

  
同じ娘を亡くした悲しみに

  
思い出の不動院駅から川野酒店へ

  
自分の家にやっと帰ってきた「あきら」 

  
淡々と進む葬儀の相談

  
順番が違ったらいけない

 
Walk On(歩み続けよ:父から学んだこと)

  
悲しみの仮通夜

 
子どもたちの笑顔に迎えられ

  
硬くなってしまった「あきら」 

   
「あきら」の遺影が迎えてくれた

  
小雪の舞い散る悲しみの通夜

  
雪から晴天へ。葬儀の日

   
「あきら」を火葬場へ 

  
研究会当日の朝

   
「ランドマーク」って何?

  
ランドマークから自分を見つめる

 
葬儀が終わっても・・・  

 
本当に星になってしまった「あきら」 

  
もっと「あきら」に 

  
「あきら」の生まれ変わりを 

  
子どもたちのランドマーク見つけに励まされて

  
「そこにいる」ことの大切さ

  
心の中で生き続ける「あきら」 

 新しい「命」の誕生に

 元気です

  エピローグ


戻る